【増補改訂版】キショガリブーム=デブの方がえらい、ということなのか。お前たちは本当にそれでいいのか。


この記事は2012年に書いたものの2019年・増補改訂版
こんな感じのところが2019年の私のコメントです




最近「キショガリ」がブームですよね。

ね。

……ですよね、って言われても困ると思いますが。


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キショガリ……「気持ち悪い+痩せた人(ガリ)」→「キショガリ」という語源を持ち、痩せていて(主にルックスが平均値以下の)人を卑下する時に使う言葉です。
昨今(2012年です、2012年)Twitterでなぜか爆発的に流行したトレンドワードで、さらにイカホモ短髪系ではない今風ヘアスタイルをした人を「前髪系」と読んだりしていて、なんだか「若い子たちは次々新しい言葉を作るのねえ……」って感じです。チョベリバ―。

7年経った今では細分化……ダイバーシティ?が進んではいるものの(主流なのはシュッとしたアジアンボーイ系)やはり「がんばって体を大きくした人」の差別心は強く……


私の15年前(※2012年当時)くらいの二丁目の記憶ではそんな言葉はなく、
昔は「キモガリ」と呼ばれていたはずなんです。
「気色悪い」とか「きっしょいわー」という言葉が関西っぽい感じであることから、おそらく関西で何かが起こり、キショガリ、という言葉が生まれたのかもしれません。

これ、未だに正しいかわからないのですが、Google トレンドで調べてみたら、2007年8月(!)に検索ボリュームが一瞬あり、その後なんか空いてて2012年(おそらくこの記事を書いたころ)からまた発生しています。へんなの〜



しかし、15年前(※2012年当時)と比べて、もっと大きな違いが1つ。

当時はたしかデブも「キモデブ」と呼ばれていたのです。

しかし、今は、そんな言葉あまり聞きませんよね。
「GMPD(がっちり・むっちり・ぽっちゃり・でぶ)好きです!」みたいな言葉はあるけど、細い人がデブを大っぴらに卑下する風潮はなりをひそめている気がします。

ひそめなくなりました。みんなTwitterでよくけんかしています。私はそういうのに触れてケガをしたくないので(傷つくのは現実だけで十分だよ……)女スパイ仲間のみんなと楽しく場外乱闘を眺めるような中年になりました。


マッチョっぽい人も「G」に該当しており、筋肉でも脂肪でも結局肉をありがたがる風潮。
皆さん、太っているのが裕福の証なのは戦前の話よ!! 今はお金がないと太るんだよ!(※1)

しかしながらよくワークアウトされた方がトップヒエラルキーなのは今も昔も変わりません。マッチョは永遠の輝き…


さて。(一部で)デブがもてはやされるこの風潮で、太め業界は独特のいびつな進化を遂げています。以前マッチョはコンプレックスをバネにどんどんエスカレートしてしまう儚い生き物だ、ということを書きましたが、

↑この話も今度発掘しておきます


天然イケデブゲイ(※2)の皆さんは、コンプレックスを抱いて生きてきたのに、二丁目に来た途端にそれが裏返って「モテ」に変換された生き物。つまり、急にもてはやされるようになったため、場所によってはマッチョなんかよりもずっと傲慢になったりすることがあるんですね……(※3)。

そしてさらに怖いのが、デブに憧れるスリム系デブ専……「ワナビー細」(たった今命名)の存在。ワナビー細はだいたい「なかなか太れない」人なため、その天然イケデブが細い子好きだった場合はwin-winとなるのですが、なぜか共食い好きが多いゲイ業界ではだいたい「デブ×デブ」が一般的(※4)。つまり、ワナビー細はよほどのイケメンだったりデカマラ(でタチ)だったり金持ちだったりしない限りはデブ好きのデブたちからはオマケや邪魔者扱いされるわけです。(※5)

「ともぐい」が多くなるのは自分が好きなものに近付こうとするからなんですよね……しかし、デブ細の細が一生モテる極意は「太らないこと」であるということは多数の老舗デブ細から伺っています


そんなワナビー細が一生懸命努力して太り、イケデブになれたとします(※6)。怠惰の象徴とも言えるデブに、努力してなった彼ら。そうなれば、虐げられた時代の恨みを晴らす(=ワナビー細におもくそイケズする)……そんな負の連鎖が、この街では連綿と行われているのです。

ということで、「キショガリ」=元ワナビー細が中心になって使い始めたワード、なのではないでしょうか。



……というのは完全に私の偏見なわけですが(逃げた)。

でも、ぜったいデブが偉いって思ってないとキショガリなんて言わないよね 俺たちふとっちょは卑屈になる必要もないが他人を否定するような偉さもないのです


ちなみに私はハードコアなデブ専の皆さんには「足りない」と言われ、細好きの皆さんには「脂肪ムリ」と言われる典型的なゆるゆる体型です。そしてこんな私は年齢・体型不問の顔専……。なわけですが、同じハンサムな人が二人いて、1人がデブで1人が細いのであれば、迷わず細い方を選ぶくらいだし、お風呂に入りながら「痩せないかなー」とか思っちゃうタイプです。

そういえばこの頃は通っていなかったジムにたまに行くようになりました。しかしいまだに私は体型不問です。年齢は……若すぎるとビビるかな……(よけいな情報)


なので、皆さんが共食いばっかりする理由が正直よくわからない(※7)
好きな人と同じようになりたい気持ちがよくわからない。
ホモ=同質のもの、という意味ならば(CF.homogenize=均質にする)、共食いはしごくまっとうな気もするのですが、私たちのシンボル「虹」は多様性を表すものだったはず……!

なんか逆にゲイ同士の方が多様性に厳しいよな〜というのは変わらないというか可視化されて激しくなってきたように思えます。内なるホモフォビア問題については各自考えておいてください。



ま、とりあえず健康には悪いんじゃないのかしらと思います。

高須先生はちょいデブが長生きと言っているけれど、私の周囲のデブは三大生活習慣病やら痛風やらでヒイヒイ言っておりますし……

というわけで、デブの健康が気になる今日この頃、このイベントに参加します。


ここに当時パネラーとして出たイベントの詳細がはられていました。女医さんが「コックリングをつけるとどうしておちんちんが怒張するのですか」等の問いにまでしっかり調べて答えてくださったのですが「そういうエビデンスがないのでわからない」というしごく理系として全うなお答えだったのを覚えています



……なんだよ宣伝かよ、とか言うなよ。
前半は循環器科の女医さんに「太るとこんなことがありますよ」ということをひたすら聞くそうです。で、後半は、ゲイ側のパネラーの方が二名、マッチョなお兄さんと……私が、先生に疑問をぶっつけるらしいです。

私自身の考えとしては先述の通り、痩せた方がいい、とは思っていますが「モテを維持するために健康的に太りたい人はどうすれば!?」とか、皆さんを代弁して心にもないことを聞いてみたり、マッチョなお兄さんに「でもサプリメントって肝臓に悪そうですよね!!」とか言ってみたいな、と思ってます!!!

爽やかな秋晴れが予想される土曜日、比較的上手なモテを維持する太り方について(あるのか知りませんが)勉強してみませんか?

って宣伝してみましたが、このイベントタイトル自体「(なぜか)太目礼賛」という時代を表しているって感じですよねーえ。

「ヤセないと、だめですか?」みたいなタイトルでした
→医学的見地からは「ヤセないとダメ」という結論でした



私の意見としては、キショガリとか呼ばれてるみんなはムリに太ることはないと思いますよ。
可愛かったのに太っちゃって「あーあ」みたいな子もたくさんいますしね。
どうかそのままのキミでいて……デブにもカラダを許して……


わたしはこの七年もの間、いろんな人が筋肉脂肪両方つきすぎて自分のストライクゾーンからやや外れる事件を目にしてきました。そのままのあなたが一番美しい。でも一度好きになったら痩せようが太ろうが愛し続けるから……(2019年最新メッセージ)



※1 安いものは揚げ物や炭水化物と相場が決まっております
※2 先天性のふとっちょ
※3 イメージです
※4 ちなみにモウシンは顔専の体型不問だから細くてかっこいい子もだいすきだよ☆ミ
※5 デブ細の細は、「太らない」がモテの極意なので、ワナビー細は細専デブをピンポイントに狙った方が良い。つまり遠回りをしています。幸せは家の庭にいたりするのです
※6 顔よりも脂肪が大事な業界でもあるので、一般的な美醜はともかく、太れば七難隠れてモテる、というのも事実です
※7 自分にもついてるけど、他人についてる陰茎が好きであるという気持ちなら理解できます




<2019年追記>

ここでは書かなかったけど、太る・筋肉をつけるって結局「同じような見た目」に近づくことなんですよね。

では問題です。同じような見た目になると何が起きるでしょう?


→パッと見全員平均的に見えるが、かえって素材の差が目立つことがある


(AKB系・坂道系等の束モノ女性アイドルをご参照ください)
だからそのままの君でいいし、がんばって変わったら変わったでそれでいい。

でも、髪切ったり太ったりした途端に近づいてくるやつらはだいたいいらない人間関係だよ!


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